実例。愛と言う名の生き霊【後編】


心霊写真にまつわる出来事です。


Aのご依頼を解決させていただいた後、Aは足繁く私の家に通うようになり、私が神社や仏閣に
お参りさせて頂く時、深夜にも関わらず病院へ連れて行ってくれたりと個人的なお付き合いが
続いていました。


ある日、神仏さまが出て来られ、京都に近いお寺さんにお参りせよのこと。何時もの事ですが
詣でなければならない、お寺さんの正式名だけを文字で伝えて正確な場所は伝えて下さいません。


映像は、山間に囲まれた田んぼの中で銅板見たいな大きい盤があり、私に開会宣言をせよと伝えて
参りました。


お寺の存在する場所が判明せず、古寺ガイドと言う本を購入。寺社名で探した所、京都近くの国道から
脇道に入り、細い竹林を通り抜けて行く先に、捜し求めたお寺が。


吉日を選んで、Aに連れて行ってくれる?と、頼み、娘と三人でお参りさせて頂くことに....


後に住職さんのお話で判明したのですが、OO寺は「だんしろう柿」で有名な所だそうです


お寺さんに着いた時に「あれっ?」と想いました。到着した場所に建って居たお寺は山間に
ひっそりと建って居たからです。


駐車場に見事な「柿」が、たわわに実り、周囲の竹林と見事にあっていて素晴らしい自然だなと
感じたのが最初の印象でした。


しかし、私には疑問が「可笑しいな、このお寺さんは、確か田んぼの中に有るはずなのに」と。
お参りさせて頂く前に、お寺の大黒さん(奥様)に、尋ねました。


このお寺は、昔から此処に有ったのでしょうか?私が見せて頂いた、お寺さんの場所は、確か
田んぼの中に建って居たと思います、と、大黒さんにお話しますと


大黒さんは吃驚した顔をされ、「昔は確かに田んぼの中に有りましたが、明智光秀の乱を逃れる為に
今の場所にお移ししたんです。どうして、そんな事が分かったんでしょう?


あなたは何方でしょうか?」と、聞いて来られたので、私は、滅多に使わない名刺を出して職業を
明かしました。すると大黒さんは名刺片手に小走りに住居まで駆けて「お父さん不思議な人が見えて
います。


初めて来られた方が知るはずも無い昔の事を言ったんですよぅ」と、住職さんに話されたのです(苦笑)


住職さんは、私達に「まぁ上がって下さい。お薄でも一服如何ですか?」とおっしゃってお薄(お茶)と
和菓子を振る舞って下さいました。


その時お寺に纏わる色々なお話をして下さった後、ご本尊様は重要文化財に指定されていて、写真撮影は
おろか、年に幾度しか拝見させて頂く事が出来ず、禁止になっている鍵がかけてあるお堂の中の仏像写真
撮影を許可して下さいました。住職様のお心に感謝です。纏わる=まつわる


お堂の鍵を開けて頂き中に入ると、昔から世の中の移り変わり等、何事も無かったかの様に穏やかな
お顔をされたみ仏様が厳粛に且つ泰然と鎮座ましましておられました。


中でも印象深かったのが阿弥陀如来様と半丈六釈迦像さまでした。何とも言い表す事が出来ないお顔を
されて居たからです。


般若心経をあげさせて頂いた後、暫くお顔を拝見させて頂く内に、私の奥深い部分にふっと沸き出でて
来た想い。


長い年月を鎮座まして御座った、み仏様は世の中、人間社会の栄枯盛衰の移り変わりを、どんな想いで
見ていられた事か。感慨深い物がありすぎて、その場に暫く呆然としていたようです。迸る=ほとばしる


どのくらいかの時間が過ぎた時、ふっと我に返った私は、写真を撮らせて頂き表で待っていて下さった
大黒さんに、心から御礼を申しあげて車の方へ移動しました。


その際、Aの腕にぶら下がった、娘の写真数枚を駐車場内で撮り、帰り道でも道の両側の竹林が余りにも
綺麗だったので、写真を撮ったのです。


現像した写真を持ちかえった時、私は気付かなかったのですが、娘が 「お母さんお兄ちゃんの、脚の所に
般若みたいな気味悪い変な顔をしたのが映っているよ」と言っていましたが、他の用事をしていた私は
その時「あらそう、ふ〜ん」と言って娘の話しを聞き流していたのです。


後に娘が、又、写真の事を 言い出したので、見てみると、Aの左足の膝上の所に娘が話していた通り、目が
異常に吊り上りにゃ〜とした笑い顔の気味悪い般若の顔に似た霊の顔が。誰が見ても分かるくらい鮮明に
映っていました。


これは早く処分しないと危ないなと思いつつ忙しさに紛れて忘れていた、数年後のある日の事


大学を卒業して、ある会社に就職をしていたAが土産物を持って来ました。何処に行ってきたの?と
聞いたら、「社員旅行でグアムに行って来ました。其処でえらい目にあったんです。会話も出来ず本当に
困りました」と。


訳を聞きますと、珊瑚のかけらで足を切り傷口から黴菌が入り39度を超す高熱が3日間続いて、遊ぶ
どころか外国まで行って寝てばかりでした」と、言うのです。珊瑚=さんご


不思議な事に、娘も同じ頃に、「お腹が痛い」と、お医者様に行かざるを得ないような状態が。


はて?変な事がある物だなぁと思った私は、ある事に気がつきました。写真の供養と後始末をしていなかった
からです。始末しておくから心配しないでと言っておいて忘れていました。Aと娘に謝り、すぐ写真をご供養
させて頂きました。


心霊写真であるか否かの判断は


1,写真の取り方に依り、光線や木の葉、自然形態等で心霊写真に見える紛らわしい写真も数多く存在します。


2,判断の際、見えた映像から受けた印象・感覚からでは無く、予め消去法を想定した上で慎重に
行わなければ誤まった方向へ行ってしまいかねず、良い結果を得られる事は無いでしょう。


3,写真が本当に心霊写真だと分かった時点で手元に置くのは良くない結果を招く事もあります。


帰り道の竹林で、撮影した写真数枚に、斜めに3cmぐらいの緋色と紫色の光が走っていました。緋色=ひいろ


ミニ解説。


お地蔵様は、こうげん無辺の地域一帯の神仏様の光が行き届かず、守護が得られにくい地を慈悲の御心で
ご守護下さっております。お地蔵様は古来より庶民に取って関係深いみ仏様です。全ての霊位に(合掌)


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