水神様と水死人。大阪府下で起きた実話です。


以前紹介で見えられた方から電話が。お名前をお聞きして前に一度お断りした方だと思いだしたので、ご紹介者に
告げると、「実はそうなんです。何とかお願い出来ませんでしょうか」とのこと。


これより、ご紹介者をYさん、ご依頼者のお名前をOさんと仮名にて表現させて頂き、敬称は略させて頂ます。


以前お断りした理由は、今Oさんに何故こんな現象が、自分に起きているのか原因を解いても、当時のOさんに
反発される事が分かっていたからです。


人とは悲しいものです。自分が本当に追いつめられなければ、その立場になって見なければ、自分はそんな目に
遭わない、自分だけは安全だと、まして霊それ何?見えない世界のこと信じられない分からない方が多いのです。


Oのお母さん、娘を見るに見かねて、何とか頼んで貰えないかと頼まれたとの事でした。


Yさんの話によるとOさん、鬱からノイローゼ状態になり、自殺を図ったのでお母さん心配して、片時もOさんの
側を離れる事が出来ずに困っています。

Oさんは、病院に通院していますが効果がなく、心配しているお母さんの方が可哀相で、見ていられない。
お願いしますと。


今を逃したら、Oさんに理解して貰えるのは無理だと判断。Oのお母さんからのご依頼をお受けさせて頂き、
Oさんが当時住んでいた家まで。


Oさん以前は気が強かったのですが、以前と違い生気がまるで無く、濁っていた眼は以前よりも黄色く濁っていて
肩を落として座ったOさんは、見る影もなく、やつれていた。


Oさんの心を解きほぐし不安を取り除いた後、霊視を始めますと風景が視えて来た。大きな樫の木みたいな幹の太い
根っこ。


風景が眼に映った時、冷気が走り抜け場面が変換した途端、小さなお宮さんらしき建物と、余り大きく無い池が


その池で、小学生ぐらいの男の子が溺れている姿が。風景を追って過去に溯るとそれは現在Oの家族・Oの母親
兄弟も住んでいる現在は、賃貸マンションになっている過去の風景でした。水の匂いがしてきたので霊視を続けると、


池は埋められていて以前の面影が全くない。現在マンションになっている、建物の角と入り口を入った左奥の方角の
二個所に井戸が視えたので


ご依頼者に告げると、Oお母さんが「昔、その付近に井戸がありました。井戸が何か関係しているんでしょうか?」。


「この土地はお祓いしたの?井戸をお祓いして、空気抜きをしてあるの」と尋ねたら、Oのお母さん、建築屋さんに
全てお任せしたから良く知りませんが、お祓いはしてくれたと思います。


お祓い済みと言うことが、どうしても納得出来ず、霊査を行うと土地のお祓いは行っていたのですが、その土地の
全体をお清めしていなかった事、男の子が溺れ死んだ池のある場所も清めて居なかった事が分かりました。


早急にしなければならない事があります。まず、水神様のお清め、次にこの地のお祓いして、元あった池で溺れ死んだ
子供の霊供養をしなければ、問題の根を絶つ事は出来ないでしょうと説明。


所が、私に見えた映像の中で池で亡くなった人が居ると言われた部分に付いて、ご依頼者信じられない様な顔をされた。


そんなに信じられないのなら、土地の古老か、昔から住んでいる人、お寺さんに行って調べてください。それからもう
一度来て下さいと、その日は帰って頂いた。


後日、ご依頼者より電話が。先日は大変失礼しました。昔から住んでいる方を訪ね歩いたら、あの土地の元の持ち主の
親戚の子供さんが遊びに来ていてちょっと眼を離したすきにあの池で溺れ死んだそうです。先生疑って済みませんでした。
お願いしますかと、改めて依頼して来られました。


水神様と土地のお清めを済ませた後に、池で亡くなった子供の霊供養をはじめた…その時!何故か私の眼から涙が
溢れ出し止まらなくなって来た...と、同時に「私も一緒に連れて行って〜」と言う声が、突然聞こえて来たのです。


ご依頼者と紹介者のYは訳が分からない様子でおろおろしていましたが、彼らに構っている余裕も無く、意識の切り替えを
行い

その声に「あなたは誰なの」と、問いますと、「私は静子です」と、はっきり答えた。一時中断せざるを得ない状況でした。


ご依頼者に、今私も一緒に連れて行ってと言う声が聞こえて来たの。お名前、本人さんが静子と言っているけど心当たりが
ありますか?と尋ねると、吃驚した顔で、ここで亡くなった主人のお義母さんですと、答えました。


お義母さんの御位牌とお墓は何処にあるの?と尋ねたところ、困った顔で、お墓は四国にありますが、実はお墓のことで
兄弟が揉めているんです。骨は兄弟で分骨をしました。


お位牌は、今家にありますとの事。悪いけど、そのお位牌を早く持って来て大変な事になるからと伝え、30分ぐらい休止し、
地で亡くなられた子供に、静子お婆さんも加えさせて頂き霊供養を再開、今度は何事も無く収まりました。


その後部屋に帰りお茶を頂いている時に、紹介者のYさんとOさんが、供養の最中に薄い煙見たいな物が立ち昇った様に
見えたんです。気のせいでしょうかと。


あらあなた達見えたの。気のせいでは無くて、ここで亡くなれた子供さんと静子さんお二人の魂が天に帰って行かれたのよと。


薄煙を目の当たりされた二人は、言葉も出ない様でしたが、暫くして、Yさんが皆さんを代表する形でぽつんと一言.......
「亡くなった人をおろそかに出来ませんよねぇ」と、呟いたのです。


現在の地形は時代の流れや、未来を考慮しない開発により、昔の面影を残している所が少なくなっているのが現状です。


ワンポイントアドバイス。
土地、家は高額です。何度も買い換えることは用意ではありません。土地や家屋を購入される際、元々が何であったのかを
事前に調べて置かれた方が良い土地や家もございます。


0さん親子、ご紹介で見えられるまで占いと霊視の違いをご存じなかった方です。当方、占い師や祈祷師では無く、本来は
霊視者、霊界通信直接対話者だと言う事をお伝えさせて頂きお受けさせて頂いたケースです。


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